カレンダー
04 | 2024/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カウンター
プロフィール
HN:
夕陽
性別:
女性
趣味:
ピアノ 音楽鑑賞 読書 物書き
新着コメント
[02/04 雪煌華]
[01/23 夕陽]
[01/23 雪煌華]
[01/21 夕陽]
[01/21 雪煌華]
最新TB
ブログ内検索
自作小説を書いてます。感想宜しくお願いします♪
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「リサ、なんで、逝っちゃったの?」
ユキは、まだ状況を判断しきれていないようだ。
混乱しているけれど、事実は重くのしかかる。
……『リサは、死んだ』……
ユキは、リサの家で、目を閉じて深い眠りについている、リサをじっとみつめていた。
なんだかよくわからないけれど、胸がいっぱいになって、リサの家を飛び出した。
事故現場で足を止めた。
本当はこんなところ、全速力で走って、すぐに通り過ぎてしまいたい。
だが、信号があるのだ。とても運がよくないかぎり、そんなこと不可能だ。
ふと、道路に落ちている手帳が目に入った。
するとなぜか、リサが頭に浮かんだ。
「リサのかもしれない。」
それは、黒っぽい手帳で、かなり厚かった。
「見ちゃったら、まずいかなあ」
なんていいながら、おそるおそる、開いてみた。
…このとき、手帳を開かなければ、自分が大変なことになっていたかもしれない。
そして、あの人と出会うこともなかっただろう。
手帳の1ページ目。書かれていた文字は、
「ユキ、待ってるからね。」
PR
この記事にコメントする